ウーズウーズ
私の部屋に来てまでデータと仲良くしなくてもいいんじゃない?
「乾クンってさ、性癖とかってないの?なんとかフェチみたいなさぁー」
「?…。さんがこんな事言い出すなんて…新しいデータだな」
恋人の乾クンがノートにまた何か書き込んでいる、毎度毎度呆れる…。
それは私のデータじゃなくって、きっとテニスの事なんでしょ?
私は乾クンより年上でオネーサマなんだけど、乾クンは今まで付き合った男にはいないタイプ。
ちょっと変、いや変人系だなと思う。
最初はオタクなのかな?って思ったけど、脱ぐと細い割にキレイな筋肉ついてるし聞くとテニスやってるって言うじゃない。
スポーツやってる男と付き合った事なんてなかったもんなぁ…。
しかも中学生。かなりアレ。
「さん、欲求不満なの?」
メガネのブリッジをスッと押し上げ私を見る乾クン。
「べつにそうじゃないけどさ、乾クンも生意気になったよね」
暫く私の顔を見つめ、またノートに目を落とす彼。
「私が初めてだったのに、そんな事言うようになったんだねー」
「俺の事、いぢめてない?」
「うん、そうかもね」
「俺、さんみたいに、いぢめられて感じないんだけどなぁ」
「そういトコが生意気って言うのっ」
「俺はね、さんフェチなんだと思うよ」
「なんだそれ」
「解らない」
タバコに手を伸ばした私の手をギュッ掴み、吸いすぎ。と言って強引に引っ張る。
「なに?」
「セックス。したくなっちゃった」
「乾クンにしては珍しくカワイイ事言うんだね」
「ちょっとは俺に主導権握らせてよ」
噛み付く様に口付けてくる、ちょっとオドロキ。
乾クンの薄い舌が口の中にヌルヌルと入って動きまわる。
「んっ…んぅ…っ……苦しっ…てば…」
弱々しい抵抗、広い胸に手をついて押し退ける。
「キスって気持ちいいよね。さんのヨダレおいしいし、俺好きだな」
ニッと笑って、スカートから剥き出しのふとももを撫でる。
「さんの体って何処触っても気持ちいい、柔らかくって…なんか落ち着く」
「ね、ベッドいこ?」
「いいよ、ここでしたい」
フローリングの床は背中が痛いんだけどな。
乾クンは私のスカートの中に手を入れ、下着の上からクリトリスを見つける。
「さんって、オナニーするの?」
「っ…なんでそんな事聞くの?」
「女の人って一人でする時、ここ触るって聞いた事あるから」
「まぁね」
「俺でしたりするんだ」
「そんな事言ってないよ…」
「俺はさんでヌイた事いっぱいあるけどね、さんは俺でした事ないの?」
指で執拗にクリを擦り上げながら、私の肩を優しく抱いてくる。
今さらながら、ちょっと…嬉しい。
「やっ…んっ、あるよ…乾クンの事考えてオナニーした事っ…」
「本気で答えるとは思わなかった、やらしい」
「ばっ…か…あぁん…、だって恋人の事考えてしたっていいじゃない…」
「さん、なんか今日はカワイイ。素直だね。」
下着の中に指を差し入れ、熱く勃起した肉芽を直に触る。
「感じてるの?もう濡れてる」
私は恥ずかしくなって乾クンの胸に顔を埋める。
「もっと?」
「…ん」
「ちゃんと言って」
「もっと…触って欲しい」
「じゃぁキスして」
乾クンの整った唇に吸い付く、唾液で口の中がグチュグチュ。
熱い液が顎を伝う感覚。
下着を下ろされ、足を拡げる。その間に乾クンが顔を近付ける。
「なんか、もう…ヒクヒクしてるね」
「恥ずかしいから見ないでよ…」
「嘘つき。見られた方が好きってさん言ってる」
「違うっ…っ!」
クチュッ。
おもむろに指を挿入される、体がガクンと跳ねた。
「すごい…熱いね。エッチな汁垂れ流しだよ」
上の肉壁を擦る指、これを教えたのは私だ…。
ちょっと後悔。
「そこ…ダメだってばぁっ…!乾クンっ…」
「どうして?凄い喜んでるみたいだけど」
中で指を軽く曲げてかき出す様にポイントを刺激する。
「そんなにしたら…イキそうだからっ…!」
「もう?まだ早いでしょ」
ふいに乾クンが私のクリトリスを啄み、ネットリと舐め上げる。
舌の熱が堅くなった先端を突き、押しつぶす。
彼の指は動きを止めずに、さっきより早く出し入れされる。
突起を舐める音と穴を犯される音。
「さんのオマンコ、やらしい匂いでおいしい…」
「あはぁぁ…っ!!」
ばたつく足を押さえられ、半ば強引に乾クンに愛液を啜られる。
「もうっ…乾クン…!ダ…メっ……」
「じゃぁ止める?」
「止めないでぇっ…」
「俺のでイキたいって、ちゃんとお願いして御覧よ」
乾クンの…でイカセてっ…
四つん這いにさせられる私、ズボンのジッパーを下げる音が背後から聞こえた。
「さん犬みたいな格好になっちゃって、お尻カワイイ」
スカートを捲し上げられ、ピタピタとお尻と叩かれる私。
後ろから長い腕が伸びてきて私のカットソーに潜り、ブラだけ降ろされて乳房を鷲掴みにされる。
「柔らかいおっぱいだね、乳首だけ…コリコリになってる」
「乾クン、やらしーよ…あんっ…焦らしてばっか…」
「焦らすとさんが素直になってくれるから嬉しいんだよ、俺のもこんなになっちゃったし」
勃起した乾クンの熱く濡れた先端が、私の入り口に押し付けられる。
「…好きだよ」
グチュっと小さな音をたててゆるやかな結合。
私の中を押し広げて入ってくる。
すごい熱、堅い、乾クンのオチンチン。
あぁ…もうどうなっての良いや…
「すっご…のオマンコ気持ちいいよ…」
「お願いッ…奥までメチャクチャに突いてよぉ」
「ん…俺ので壊してあげる…」
「あっ…あ…そう、もっと欲しいよぉっ…」
「俺の入ってるトコ丸見えになって…やらしいよ…」
パチュンパチュンと肉と汁の擦れる音とスケベな声は二人の耳を支配する、熱にとろけそう…。
「ハァッハァッ…さっきよりキツ…そんなにしたら…」
「あっ…あ…私も…乾クン…気持ちいいよっ!そんな激しくっ…あぁぁんっ!!」
「俺、もうっ…あぁっ…っ!イク……!!」
「一緒にぃっ…あぁぁぁ一緒にイクのっ…あぁぁぁぁぁ……っ!!!」
中学生な乾クン。
テニス部の乾クン。
184cmで老け顔で変人な乾クン。
私に告白して来たのは乾クン。
フェラチオをちょっと恥ずかしがる乾クン。
私のお尻に指をめり込ませてガンガンに腰を使う乾クン。
オトコノコなんだ。
お尻に生暖かい液が飛び散る、これ大好き…。
二人して床に崩れる。
「大好き…乾クン」
「俺も…好だよ」
乾クンも私もイッちゃって、シャワーを浴びてベッドに寝転ぶ。
「今夜は泊まっていきなよ」
「俺が帰ると寂しいんでしょ?」
「一人で寝るのが嫌なの、今日は」
「そうだね、俺もそう思う」
「なんで名字で呼ぶの嫌がらないの?」
「さんが呼びやすければそれでいいよ」
「甘え慣れてないんだね、乾クンって」
「さんもね」
「おやすみ」
「うん、おやすみ」
終
乾は年齢関係無しにオールラウンダーだけど、今回は年上で書きました。
人に甘えるのって難しいもんです。
Created by DreamEditor